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 第9回大会のご報告

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明日から使える説明的な文章の授業 実践編
 このワークショップでは,3学期にすぐ実践できるような授業を共につくっていきます。まず,説明的な文章の読みの力と言語活動との関係について考えます。それを踏まえて,3学期に扱う説明的文章の中から1教材を選び,グループで教材研究を行い,授業の構想を練りました。

ワークショップの流れを紹介します。
主体的な学びを実現するために  
主体的な学びを実現するために
 まず,青山先生から,子どもたちから「〜したい」という気持ちを引き出すことの大切さについて話していただきました。
 説明文の授業では,教材との出会わせ方を工夫することで,子どもたちの「読みたい」「知りたい」という気持ちを引き出すことができます。また,課題や言語活動の設定のしかたによって,子どもたちは「解決したい」「活動したい」という気持ちをもって,自らテキストを読もうとします。
 このような主体的な学びを実現するための授業づくりの工夫について,今日は考えていきます。

つけたい「読みの力」を明確に  
つけたい「読みの力」を明確に
 主体的な学びを実現するためには,説明文の授業でつけたい「読みの力」を明確にもつことが大切です。小学校6年間を見通して,「読みの力」の系統性を確かめる必要があります。
 今回は,青山先生が説明文の「読み」の系統性を解説してくださいました。他にも,論の展開や文章構成など,これからの教材研究に役立つポイントを紹介してくださり,参加した先生方は熱心にメモを取っていました。
考えたくなる課題とは  
考えたくなる課題とは
 では,どのような課題や言語活動を設定すれば,子どもたちが自ら「読みたい」「考えたい」となるのでしょうか。
 ここでは,豊富な実践例をもとに,教材との出会わせ方の工夫やテキストの見せ方の工夫,ワークシートの作り方の工夫など,さまざまなアイデアを教えていただきました。
 たとえば,「どうぶつの赤ちゃん」(1年)では,「共通点を3つ以上探す」という課題に,参加者も取り組みました。実際に取り組んでみることで,テキストを二段組みにして見せた場合は共通点や相違点が見えやすくなるなど,工夫の効果を実感できました。

グループでの課題づくり  
グループでの課題づくり
 これまでの青山先生の説明や模擬授業を踏まえて,グループワークに取り組みます。「おにごっこ」(2年),「ウナギのなぞを追って」(4年),「自然に学ぶ暮らし」(6年)の中から1教材を選びました。教材ごとにグループにわかれて,教材研究を行い,「課題」を考えます。
 導入のしかたや言語活動の設定などをめぐって,熱心な話し合いがされていました。講師の先生も参加者からの説明に答えたり,実践を踏まえたアドバイスをしたりしていました。
グループ発表  
グループ発表
 時間はあっという間に過ぎ,いよいよ発表の時間です。短時間にも関わらず,たくさんの授業づくりのアイデアが出ました。
 ふだんは一人で行うことが多い授業づくりも,グループで取り組むと,多様な見方をすることができるので,新たな気づきが多くありました。
 ワークショップの最後には,参加者の先生方から「目から鱗が落ちるような話でした」「来週からの授業にさっそく生かしていきます」といった声が聞こえ,充実したワークショップとなったことが伝わってきました。
【講師の先生のひとこと】
青山由紀先生  
青山由紀先生
 導入の工夫や,課題づくりに焦点をあてて,授業を構想していただきました。各グループの発表を聞き,鋭い教材分析力と課題のすばらしさに,「早く授業をしたい」と明日への意欲が湧いてきました。ありがとうございました。