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 第9回大会のご報告

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ICTで見えてくる!アクティブな「学び」―すぐに使える指導者用/学習者用デジタル教科書・徹底活用術
 これからを生きる子どもたちが,主体的・協働的に課題解決を目ざす学びを実現するには,ICT機器・教材の活用抜きには語れません。しかし,そこでは,その活用の「意図」が重要になってきます。そこで,本講座では,指導者用と学習者用それぞれの国語デジタル教科書を使用する際に気をつけていきたいポイントを考えていきました。

講座の流れを紹介します。
学校現場を取り巻くICT環境とICT機器・教材を使用する時のポイント  
学校現場を取り巻くICT環境とICT機器・教材を使用する時のポイント
 はじめに,講師の中川先生からは,詳細なデータをもとに現在の学校現場を取り巻くICT環境をご説明頂きました。
 その後,ICT機器・教材が学力を上げるのではなく,【教師が】ICT機器・教材を【効果的に活用することで】学力が上がるということ,そして,その過程にある「アクティブな学び」を実現する具体的方策を示していくという本講座のねらいをお話しいただきました。

指導者用デジタル教科書活用ポイント  
指導者用デジタル教科書活用ポイント
 石川先生からは,アクティブな「学び」に必要なのは,「つけたい力」に最適な授業デザインと,子どもが「考えたくなる」学習活動である,そして,その過程でICT機器・教材を利活用すると,より効果的な活動ができる,とお話しいただきました。
 その後,実際に,デジタル教科書を使って,漢字の筆順クイズや挿絵カードを使った興味関心の喚起の仕方などをご紹介いただきました。
学習者用デジタル教科書活用ポイント
学習者用デジタル教科書活用ポイント
 まず,中川先生より,「見る・聞く」「何度も書き込む」「試す・動かす」など学習者用デジタル教科書を生かした授業づくりの必要性をご説明いただきました。
 そして,石川先生からは,挿絵の拡大や挿絵・教科書紙面への書き込み,資料の一覧表示などをどのような意図で使用したかをご紹介いただきました。

ICT機器・教材使用の特性について  
ICT機器・教材使用の特性について
 中川先生・石川先生に佐藤幸江先生(金沢星稜大学)を加え,ICT機器・教材使用の特性をお話しいただきました。例えば「児童の意見を構造化する」黒板と「構造化する意見を引きだす」デジタル教科書などICTと非ICTの役割の違い,学習履歴のデジタル化がもたらすもの,タブレットPCの特性とその導入パターンに応じた使用方法などさまざまな観点でお話しいただきました。

【講師の先生のひとこと】
中川一史先生  
中川一史先生
 デジタル教科書をどのように活用するのか,今回は「アクティブな学び」をキーワードに講座として開催しました。 参加された方々が,従来の教材・教具との選択・組み合わせについて,イメージをもっていただけたら幸いです。
石川等先生  
石川等先生
 今回の講座では,ベースに国語科授業のきちんとしたデザインを置き,それにICT(本講座では国語デジタル教科書を対象)を引き込むことで,子どもたちが文字通り「考えたくなる学習」を展開できるということを中心にお話しさせていただきました。参加者の先生方のメモを取りながら熱心にお聞きいただく様子に,話す側もたくさんの刺激をいただいた講座となりました。