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 第5回大会のご報告

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ワークショップD/漢字と遊んで忘れない 楽しく学ぼう楽漢学習
 「楽漢(らっかん)学習」とは,楽しくて誰もが楽にでき,漢字を効果的に習得できる漢字指導法です。子どもが喜んで学ぶためのキーワードは「目的」「必要」「楽しい」です。ワークショップDでは,この三つが自然と生じ,教える先生も楽しめる漢字学習の一端を体験しました。

ワークショップの流れを紹介します。
[ワーク1]今日の一字  
[ワーク1]今日の一字
 まずは,ワーク「今日の一字」による自己紹介が始まりました。それぞれの先生が,今日を表す一字を発表するもので,
「遊」…遊び心のある漢字学習を身につけたい。
「得」…子どもたちが漢字を得意になってほしい。
と,意欲が伝わる一字があるいっぽうで,
「遅」…今日は待ち合わせに遅刻したので,気をつけたい。
と,反省を述べる一字もあり,参加者の個性を共感しながら,和やかな雰囲気で,ワークショップがスタートしました。

楽漢学習とは  
楽漢学習とは
 「今日の一字」で温まった空気をそのままに,卯月先生より楽漢学習の紹介に入りました。先生が提唱したのが,テストやドリルにしばられない「おおらかな漢字の世界」。楽漢学習の事例が紹介され,いずれにも共通していたのは,楽しみながら,筆順,字形,画数など,さまざまな漢字の要素を習得していることでした。参加者は,実際の作品をながめながら,楽漢学習の効果を実感していました。


[ワーク2]どっちが多い?  
[ワーク2]どっちが多い?
 再びワークに戻ります。まずは,筆順・画数に着目したワークです。手札は8枚。それぞれに,10画から17画の漢字を1字書きます。二人組で同時に手札を1枚ずつ出し合い,画数が多い手札を出したほうが勝ちとなります。画数が近い漢字を出し合ったとき,お互いに指でなぞり書きしている姿が印象的でした。子どもが必然的に漢字字典を引くようになる,と卯月先生が付け加えると,参加者は深く納得していました。


[ワーク3]画数じゃんけん物語  
[ワーク3]画数じゃんけん物語
 次は,筆順・画数に着目するのに加え,物語まで書くワークです。紙の上半分に丸8つを描き,二人でじゃんけん。勝った側が,1つの丸に4画から11画の漢字を1字ずつ書きます。負けた側も同じ漢字を書きます。勝った人が大変な思いをするのがポイントです。
 8つの漢字がそろったら,これらの漢字をすべて使って,物語を書きます。参加者は作品を発表し,時に笑い,時に感嘆しながら,お互いの物語の世界を味わっていました。


まとめ  
まとめ
 講師,参加者ともに残り時間の短さを残念に思いながら,卯月先生からのまとめになりました。
 漢字学習は体力勝負ではない。子どもたちが漢字学習の楽しさを「かんじ」るような学習をしてほしい。
 まさに,「楽漢学習」にふさわしい締めの言葉をいただきました。
 最初から最後まで,教室中で笑いが絶えず,参加者の誰もが「楽漢学習」の魅力を堪能した様子でした。
【講師の先生のひとこと】
卯月啓子先生  
卯月啓子先生
 「楽漢学習」で楽しく,楽に,効果的に漢字を学ばせましょう。ひたすら書いて覚えるという暗記中心の体力勝負の学習ではありません。漢字嫌いの子を無くし,漢字得意な子にもさらに漢字力を向上させることができます。子どもが夢中になって漢字に取り組みます。