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 第5回大会のご報告 >> 「ことばと学びをひらく会」第5回研究大会お礼

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第5回研究大会のお礼
高木まさき

      「ことばと学びをひらく会」会長    高木まさき(横浜国立大学)

 去る2011年10月1日(土),「ことばと学びをひらく会」第5回研究大会(文部科学省・言語教育振興財団後援)を,東京都港区の慶應義塾大学において開催いたしました。
 申し上げるまでもなく,3月11日には,東日本大震災が発生し,東北地方を中心に甚大な人的・物的被害に見舞われ,10月の時点でも,多くの方々が行方不明のままで,被災地の復興もなかなか進んでいるようには見えず,原発問題の行方も不透明なままでした。
 そんな中,今回も,全国から多くの先生方,あるいは先生を目指している学生・院生さんなど350名を超える方々にお集まりいただき,心より御礼申し上げます。

研究大会の様子

 今回の大会テーマは「ことばの力で未来をひらく」とさせていただきました。それは,東日本大震災で傷ついた多くの子どもたち,そして日本の社会が未来に向かって力強く立ち上がるべき年としなくてはならないという私どもの願いを込めてのことでした。むろん小さな研究会に何か特別のことができるわけもございませんが,まずは先生方が日々の授業をより楽しく充実したものにしていくことができるようご一緒に考えていくことが第一と考え,会の企画と運営に努めました。
 お陰様で,参加者の皆様からは,例年にも増して高いご評価をいただくことができ,会として最低限の務めは果たせたかと思っております。
 日本人は,これまでも度重なる危機に瀕しつつも,たくましく復興を遂げてきたから,今回の震災と原発の災禍からも,必ずや復興を成し遂げられるという言葉も耳にします。誠に力強い言葉ですが,明治維新に際しても,戦後の復興に際しても,欧米先進国というモデルがありました。けれども今回の未曾有の危機の前には,そうしたモデルは見当たりません。まさに私たち,そして若い世代の日本人が自らの知恵と努力により,未来を切り拓いていくことが求められています。

 「ことばと学びをひらく会」は小さな存在ではありますが,そのための一助となれるよう今後とも努力を重ねて参ります。どうか今後とも,従来にも増してご支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。