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 第2回大会のご報告

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ワークショップE/非連続型テキストを読む
ワークショップEでは、非連続型テキストの読み取りを行いました。「教員の日常生活」の調査資料をもとに、「情報の取り出しをする」、「解釈する」、「主張点をまとめる」、「発表する」という流れで行われました。
非連続型テキストの扱いについて説明:10分  
非連続型テキストの扱いについて説明:10分
中川一史先生よりPISA調査の分析をもとに、「情報の読み取り」「テキストの解釈」「熟考・評価」の違いはどのようなことか、新学習指導要領において、どのような点でそれらのことが表れているかについての提言がありました。参加の先生方は、それぞれの違いにうなずきながら、メモをとられていました。
授業実践報告4年生「生活を見つめて」(光村図書):10分  
授業実践報告4年生「生活を見つめて」
(光村図書):10分
前田康裕先生より「情報の読み取り」「解釈」「主張点のまとめ」のポイントについて、4年生教材「生活を見つめて」の実践を踏まえながらの説明がありました。実践前と実践後の記述量の違いを見て、参加の先生方から驚きの声があがっていました。
実践報告後、ワークショップの概要説明がありました。
グループワーク@ 情報の取り出し:20分  
グループワーク@ 情報の取り出し:20分
出勤時刻や趣味の時間などさまざまな観点から教員の勤務実態にふれた「学習指導基本調査:教員の日常生活」(ベネッセ)をもとに、参加の先生方それぞれが気づいたことを付箋紙に書き込んでいきました。付箋紙にどんどん書き込む方、じっくりと資料を読み込む方と方法に違いはあるものの、いずれの先生方も黙々と取り組まれていました。
グループワークA「テキストの解釈」:20分  
グループワークA「テキストの解釈」:20分
参加の先生方が書かれた付箋紙をもとに、グループ内のみなさんで意見を交流しました。 グループ内のすべての先生が同じことに気づいて納得し合う場面もあれば、一人の先生が意外な観点を見つけ出して嘆息をするという場面もあり、時間が経つにつれて、盛り上がりが増していきました。
グループワークB「主張点をまとめる」:30分  
グループワークB「主張点をまとめる」:30分
各グループで、ワークシートを用い「問題提起」「資料から読み取れること」「自分たちの主張」をまとめ、発表のキーポイントになる言葉をポスターに書き、誰がどの部分をプレゼンするかを決めていきました。 「何を伝えるか」から、次第に「どう伝えるか」の話題へと移り、時間を意識し、慌ただしくしながらも、笑いが出てくるようになってきました。
各グループでの発表:20分  
各グループでの発表:20分
各グループの発表時間は3分。10年前と現在との比較、性別での比較、勤務年数による比較などさまざま点からデータを読み取り、「研究の成果を学校内で共有する」「生徒指導は問題が発生する前に早めに対応する」「実践者や企業のホームページを活用する」「専門性の高い教員を増やす」など具体的な提言が各グループからされました。最後のグループのプレゼンが3分ちょうどで、会場から大きな拍手が起こりました。
まとめ:10分  
まとめ:10分
中川先生より,非連続型テキストを学習する「肝」として,以下のような総括がありました。
@様々な角度から検討できるデータを示す。
A子どもたちが興味をもちやすく、意見を出しやすい題材にする。
B優先順序をつける話し合いの場をもつ。
C主張とそれを裏付けるデータの妥当性を推敲する場をもつ。
D仮説を立てて、それを裏付けることはすぐにはできないので、結論を出すのを急がせない。
【講師の先生から一言】
中川 一史 先生  
中川 一史 先生
同じ情報リソースでありながら、各グループの主張点のちがいは見事でした。 同じ情報でも、それをどのようにきりとるのか、どんな視点をもって何を主張するのか(したいのか)によって、ストーリー立てがちがってくる。今回はそれを体験していただくワークショップでした。
新しい学習指導要領では、さらにこのような学習活動が重要になってくるように思います。
前田 康裕 先生  
前田 康裕 先生
PISA型読解力を高めるためには、表やグラフなどの非連続型テキストの読み取りスキルを高めるということではなく、コミュニケーションしながら問題解決をしていくことが重要であると考えています。今回は、参加者の問題解決のプロセスからたくさんのことを学ぶことができました。