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 第2回大会のご報告

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ワークショップA/PISA型読解力を向上させるNIE
多様な情報が集まった新聞を教材として活用することで,情報の取り出し,テキストの解釈,熟考・評価というPISA型読解力を意識した授業を展開することができます。朝刊2紙を「比べ読み」「重ね読み」の観点から教材化する作業を体験しながら,“新聞を活用した授業”の基礎を学びました。
NIEって?(小学校の取り組みを中心に)  
NIEって?(小学校の取り組みを中心に)
NIEって,何だろう?まずは,臼井先生の実践を収めたDVDを見ながら,新聞を活用した授業のイメージをつかみました。「スポーツ面を使って新聞に親しむ授業」,「テーマに沿って記事をスクラップし,自分の新聞を作る授業」,2つの実践からは,新聞を広げて生き生きと学習している子供たちの様子がうかがえました。
NIEのあれこれ(中学校の取り組みを中心に)  
NIEのあれこれ(中学校の取り組みを中心に)
新聞を活用した授業を展開するにあたって,留意すべき点を説明してもらいました。次に,「ノーベル賞受賞」について報じた10月8日(水)の朝刊を使い,新聞の顔ともいえる一面の説明や版の違いによって紙面の内容が異なることなど,新聞の基礎を学びました。
これまで先生が実践された「写真を読む授業」や「ひとに関する情報を読む授業」の紹介もありました。
作業@ 2紙の中から比較する記事を探す  
作業@ 2紙の中から比較する記事を探す
ここから,今朝の朝刊(10月26日)を使っての作業が始まります。朝日新聞,読売新聞の2紙を使って,“新聞を使った授業”を考えていきます。5,6人のグループに分かれて,それぞれ「比べ読み」「重ね読み」の観点で記事を探していきます。真剣なまなざしで新聞に向かう参加の先生方。あちらこちらからページをめくる音が聞こえてきます。
作業A グループごとに発表の準備  
作業A グループごとに発表の準備
まずはペアを組んで,選んだ記事や比較の観点を紹介し合いました。その後,グループ全員で話し合い,発表に向けて資料を作っていきます。記事を切り,比較しやすいように並べて貼って,教材を作っていきます。
全国から先生が参加しており,なかには,お互いの学校や子供たちの様子など,情報を交換している様子も見られました。
いよいよ発表です!  
いよいよ発表です!
実物投影機を使って,グループごとに教材化の視点,授業の構想を発表しました。話題としては,「セ・リーグ優勝を決め,日本シリーズに進んだ巨人」に関する記事を選んだグループが複数ありました。話題は同じですが,比較の観点はさまざまで,「写真を比べる」,「見出しを比べる」,「面の違い」など,さまざまな視点からの教材化が見られました。
最後に……  
最後に……
ワークショップには,新聞社からの参加者もいらっしゃいました。「見出しのつけ方」など,普段はなかなか聞くことができない新聞記者の方のお話に,みんな熱心に耳を傾けていました。
「身近な新聞には,情報がたくさん詰まっていて,まさに教材の宝庫。今日作業していただいた比較読みも,すぐに教室で実践することができるものです。ぜひ,挑戦してみてください。」というお二人の言葉で,締めくくられました。
【講師の先生から一言】
臼井 淑子 先生  
臼井 淑子 先生
皆様に熱心にご参加いただき,うれしく思います。ワークショップでは,さまざまな見地から紙面を比較読み・重ね読みされ,初対面の方々でもさかんに意見交流されていたのが印象に残りました。 皆様の教室で,新聞を効果的に取り入れていただけますよう期待しております。
植田 恭子 先生  
植田 恭子 先生
「ライブ感があって楽しかったです。」「参考に教室でやってみます。」という参加者の声。共通点と差異点を楽しく学べるツールである新聞を中心に,和気あいあいとした風景がありました。なんだか面倒という従来のNIEのイメージを少しは払拭していただけたのではないかと思います。