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 第2回大会のご報告

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講座U/「今さら人には聞けない国語の授業」入門講座
このポスターセッションでは、受講する先生方一人ひとりが、授業で一番悩んでいることを発表し、それらの課題について安田先生が答えていく形式で講座が進められました。これまでの経験を元に安田先生が示される解決の糸口に、参加者の方々は熱心に耳を傾けていました。
どんなことで悩んでいますか?  
どんなことで悩んでいますか?
まずは悩みを聞くことから――。先生方が実際に悩んでいることに対して、安田先生が答えていくという進行説明の後、受講の参加者全員が自己紹介とともに、今一番授業で悩んでいること・困っていることを発表しました。「子どもたちが学習の流れをつかむことのできる効果的な板書の書き方」「ワークシートに頼らないノート指導のあり方」「児童一人ひとりの考えを引き出す発問の仕方」など、たくさんある悩みの中から、特に悩んでいることを挙げていただきました。全員が発表することで、自分以外の先生がどんなことに悩んでいるのか、悩みの情報を共有することもできました。
楽しさの基本は学級経営にあり  
楽しさの基本は学級経営にあり
いよいよ安田先生のお話。最初に、大きなテーマである学級経営について、その理想が語られました。国語にしろ、何にしろ、基本は学級経営と話す安田先生。その学級経営で大切なことは、「みんなと違っていい」「同じでなくてもよい」ということを徹底することだと、力説されました。先生の求める答えしか言わない授業に陥らないためにも、いろいろな考えを認める雰囲気作りが大切との先生の言葉に、うなずく参加者の姿も見られました。
板書のポイント(「スイミー」を例に)  
板書のポイント(「スイミー」を例に)
続いて、手許にある国語教育相談室とスクリーンに映し出された拡大ページを見ながら、板書のポイントを学びました。タイトルや作者など毎回黒板に書く項目については、カードにまとめることで効率化を図ることや、板書をするときには囲みや色をつけることで学習のめあてを意識化させること、強調したい文字の大きさを変えることで学習を構造化していくことなど、視覚的にとらえる板書のコツを見ていきました。
ノート活用の利点とは  
ノート活用の利点とは
学習の記録が残るノートは、まさに学びの足跡。板書とも関連するノート指導では、安田先生持参のノートを見ながら、ノート活用のよさを学びました。問いに合わせて学習を進めるワークシートと違って、子どもの反応に合わせて学習を組み直すことのできる柔軟性や、二つ目の物語文を学習するとき、以前の勉強法を見返して活用できる点など、ノートの利便性を見ていきました。
発問は少なめに  
発問は少なめに
発問は難問? 質問の中で多かった発問に関しては、拡大印刷した「サクラソウとトラマルハナバチ」を使って、その極意を学んでいきました。主発問はできるだけ少なくすること、くり返し話していると言い換えたときにニュアンスが変わるため、発問はできるだけ板書すること、一問一答を避けるために発問に対して最低三人は児童の答えを聞くなど、発問の注意点を押さえていきました。
安田先生オリジナルのアイデア披露  
安田先生オリジナルのアイデア披露
参加者を入れ替えて二回行われた本講座。一回目では、安田先生考案の褒めるマークが紹介される場面がありました。その名も「くじゃくマーク」。くじゃくの羽のように描いたマークに、優れた発表をした子どもの名前を書くというもの。褒められた点を可視化することで、子どもたちが自分の活動を振り返ることができるのが売りです。このほか、文字の練習は書写や国語だけでなく、すべての授業で指導することや、国語が苦手な子には音読が有効であることなど、さまざまな悩みに対して、安田先生が一つひとつ丁寧に解決の糸口を示していきました。
【講師の先生から一言】
[講師]安田 恭子 先生  
[講師]安田 恭子 先生
「皆様の悩みに何でも答えます。」と銘打ち、全員に自己紹介と目下の最大の悩みを話していただきました。出された課題は、ノート指導、板書、発問、読みの問題などなど。いかに参加者全員の悩みに答えるか、早口にならないように、明日の指導に役立つように具体的事例を入れて…頭をフル回転させて話しました。幸い講座が終わったあと、先生方からたくさんの質問があったので、私の話も多少は役立ったのかな…と感じることができました。よい学びの機会をいただき感謝しています。
講座U/「今さら人には聞けない国語の授業」入門講座:卯月啓子
講座U/「今さら人には聞けない国語の授業」入門講座:邑上裕子