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 第2回大会のご報告

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講座U/「今さら人には聞けない国語の授業」入門講座
この講座では,「聞いたり話したりする基本は,相手を大切にする対話である」という考えのもと,具体的な教科書教材を用いながら,生き生きと心の通い合った「話すこと・聞くこと」学習のためのポイントを学びました。
大切なこと「たくましい聞き手・思いやりある話し手」  
大切なこと
「たくましい聞き手・思いやりある話し手」
まずは邑上先生から,タイトル「たくましい聞き手・思いやりある話し手」にこめられた思いについてお話がありました。「聞き手・話し手」の「手」は「人」。主体的に求めていく聞き手,相手を思いやってはっきりゆっくり話す話し手になってほしいという願いを共有し,講座がスタートしました。
日ごろの悩みや迷いを出し合う  
日ごろの悩みや迷いを出し合う
自己紹介も兼ねて,参加の先生方から「話すこと・聞くこと」指導における日ごろの悩みや迷い,邑上先生への質問を出していただきました。「発言は途絶えないが,内容がつながっていかない」「聞けているかどうかの評価が難しい」…。切実な声に先生方どうし深くうなずき合い,共感の輪が広がっていきます。
教科書を最大限に生かす  
教科書を最大限に生かす
では実際にどうやって教科書を有効に使い,授業の充実を図っていくことができるのでしょう。ポイントは,教科書上では言葉で表れていない子どもどうしのつながりややり取りを教師が補ったり,矢印を書き込んだりして,分かりやすく示すこと。教科書の紙面を最大限に活用して,目の前の子どもたちと目指すべき話し方・聞き方のイメージを共有します。邑上先生の話しぶりも,一段と熱がこもっていきます。
「つなぐ言葉」に着目しよう  
「つなぐ言葉」に着目しよう
実際に児童の活動例が収録されている音声CD(学習指導書付録「話す・聞く」学習用CD)を聴きながら,「相手の発言を受けて話している『つなぐ言葉』」にマーカーで線を引いていきます。先生方の表情は真剣そのもの。教材のイメージをつかむための利用はもちろん,特定の言葉や役割に着目したCD台本の利用は,今後ますます教材研究やオリジナル資料の作成の助けとなるのではないでしょうか。
短い時間でしたが,「たくましい聞き手=参加の先生方」と「思いやりある話し手=邑上先生」のお力で,明日の授業への活力とヒントを得られる濃密な一時間となりました。
休憩時間も惜しんで…  
休憩時間も惜しんで…
次の講座に移動するための10分間の休憩の合間にも,邑上先生とお話をされる参加の先生の姿が見受けられました。講師の先生と1対1でのやり取りができるのも,ワークショップ形式ならでは。来年以降もぜひこうした場面が見られるといいなと感じました。
【講師の先生から一言】
[講師]邑上 裕子 先生  
[講師]邑上 裕子 先生
参加者の声から「聞けない子」「話し合えない子」の指導に苦慮している現状を感じました。音声(CD)を活用しながら、どのように受けて返すと話し合いがつながるのかを考えていただきました。話し手は聞き手によって育つことを確認できたように思います。
講座U/「今さら人には聞けない国語の授業」入門講座:卯月啓子
講座U/「今さら人には聞けない国語の授業」入門講座:安田恭子